無痛で体の歪みをとる整体・姿勢矯正 鈴木薬手院

歪みと症状

脊椎側弯症

脊椎側弯症(脊柱側弯症、側湾症、側彎症)は、何らかの原因で、脊柱が横に曲がってしまう病気です。

側弯症は、まさに“歪み”そのものの病気ですから、他のページで挙げた、歪みを原因とする症状のすべてが出る可能性があるわけです。

側弯症には2種類あって、

普段姿勢や腰痛などが原因で起こる、機能性側湾症と、原因が不明で、成長とともに脊柱が変形する特発性側弯症があります。

側弯症の怖いところは、自分で気づかないうちに曲がってしまうということです。

特に、特発性側弯症は、成長とともに自然に曲がってしまうので、本人は痛くもかゆくもなく、親や周りの人が「あれ?体の形がおかしい?」と気づいた時には、かなり進行していることが多いのです。

若いうちは、変形した外見が気になるだけで、体調は悪くないこともありますが、だんだんと首痛、肩コリ、背中痛、腰痛、膝痛など、全身に不調が出ることが多いです。

 

機能性側湾症(へび背)

普段の悪い姿勢や、他の疾患が原因で脊柱が曲がってしまうのを、機能性側湾症といいます。へび背と呼ばれたりします。

機能性側湾症は、原因を取り除けば、真っ直ぐに戻る可能性があります。

他の疾患が原因の場合

たとえば、腰痛の場合、体は自然と一番痛みの少ない姿勢をとります。体を右に倒すと楽だとすると、常にその姿勢をキープするようになります。体が右に傾いたままではちゃんと立っていられないので、他の部分を歪ませてバランスをとります。
その結果、背骨がヘビのように曲がってしまうのです。

生活習慣が原因の場合

普段、偏った体の使い方をしていると、体は徐々に歪んでいきます。それが積もり積もると、脊柱まで歪んでしまうのです。
仕事で、右手ばかりに力を入れる作業を続けたり、不自然な姿勢を続けていることが原因で起こることもあります。
子どもの場合は、斜めになった姿勢で勉強をしたり、ふわふわのソファーにもたれてゲームをするのもよくありません。

 

機能性側湾症は、理屈的には、原因となる事を正せば、脊柱も元に戻るのですが…
一度脊柱という体の軸が歪むと、体中すべてが歪み、いろんなところに不都合が起きてしまいます。傷んでしまった部分は、脊柱を真っ直ぐにしたところで、簡単には治りにくいですし、逆に脊柱の歪みによって引き起こされた他の部分の歪みによって、脊柱が元に戻れなくなっていることも多いのです。
ですから、できるだけ早く見つけて、体のバランスを元に戻す治療と、体を歪ませる生活習慣を正すことが大切です。

特発性側弯症

子どもが成長するのとともに、背骨が曲がっていく、原因不明の病気です。
たまに、突発性側湾症(とっぱつせいそくわんしょう)と言われることがありますが、正しくは、原因が不明、という意味の特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)が正しい病名です。

学童期(年長・小学校低学年)の頃から曲がり始める場合と、思春期(小~中学生)の急成長の時に曲がり始める場合があります。
背骨が横にS字を描きつつ、捻じれが加わるのが特徴です。
同時に猫背(後湾症)、または反り腰(前湾曲症)になります。

成長とともに急激に側弯が進み、歪みに合わせて脊椎がひし形に変形する場合が多く、一度曲がってしまうと、ほとんどの場合元には戻りません。

男子よりも女子に多く発症します。

 

特発性側弯症の原因

ホルモンの関係とか、筋肉の関係とか、遺伝とか、いろいろと考えられていますが、今のところ、きちんとした原因がわかりません。

姿勢が悪いからいけないんだ、とか、運動不足だからだ、などと言われることもありますが、とても活発で運動が得意な子や、小さい頃からバレーやダンスを習っていていつも姿勢を気にしている子供も側弯症になります。

余談ですが、世界最速の男ウサイン・ボルト選手は側弯症ですし、 18歳の時に側弯症の手術をした女子プロゴルファーが、全米ツアーで優勝を果たしたりもしています。
側弯症のアスリートは意外と多いのですよ。

 

病院での側弯症の治療

側弯症かな?と思ったら、まず整形外科へ行ってレントゲンを撮ってもらいましょう。
脊柱がどのくらい曲がってるか、どの部分の湾曲が強いか、内臓への影響はどうか、などをしっかりと診てもらってください。
しかし、現代の西洋医学では、側彎症は原因不明で治療法も確立されていないので、湾曲が少なく、体調も悪くないときは、「様子を見ましょう」と言われることがほとんどです。
そして、湾曲が進み、30°を超えるとコルセットを付け、それでも湾曲が進んで45°を超えると、手術を勧められることが多いです。
原因がわからないのですから、治療法がないのはしょうがないのかもしれませんが、曲がっていくのを何もせずに様子を見ているだけ、というのは、本人や家族にとってはとてもつらく歯がゆい事です。

 

整体治療

病院では、整体等の治療は、特発性側彎症には効果がないと言われているようです。

しかし、背骨が湾曲するということは、何らかの体のバランスの崩れと関係しているはずです。
また、脊柱が湾曲するのに合わせて、体の他の部分も歪んでいきます。
ですから、筋肉のバランスを整え、体の他の部分の歪みを正すことで、脊柱が元の正しい位置に戻ろうとする力を引き出せると考えます。

脊柱だけが曲がって他の部分は真っ直ぐとか、他の部分が曲がっているのに脊柱は真っ直ぐ、ということはあり得ませんからね。

特発性側弯症は、成長とともに湾曲が進み、身長の伸びが止まると、湾曲の進行も落ち着きます。
落ち着く、ということは、良くも悪くもならないということです。

ですから、湾曲が落ち着く前に、体に正しい位置を思い出すようにアプローチをしてあげることが大変重要なのです。

 

特発性側弯症は遺伝する?

最近の研究で、特発性側弯症は遺伝と関わりがあることが明らかにされました。
でも、遺伝以外の要素も多く、まだまだきちんと解明されていないのが実情です。

太っている親の子どもは太っていることが多い、という程度の遺伝(?)と考えられているようです。

太る傾向にはあるけれども生活環境によっては、太らない場合もある。

側弯症も、親が側弯症だからといって、子供が必ず側弯症になるわけではないし、側弯症でない親から生まれても、側弯症を発症する子供も多いのです。

そうは言っても、やっぱり親が側弯症の場合は、子どもが側弯症になる可能性が高いわけですから、子どもの背骨をしっかりとチェックしてあげてくださいね。

側弯症のチェック

とにかく早期発見が大切ですので、体のチェックはこまめに行ってください。

側弯症のチェック

(1)足を肩幅に開いて立ちます。 (2)両手をあわせて、体を前に倒します。 (3)背中の出っ張り方の違いをチェック。

背中を見てチェック 上から見てチェック
肩甲骨の位置と高さ。
背骨に沿ったくぼみが曲がっていないか。
ウエストのくびれの左右差。
お尻の形。
お子さんが小さい場合、真っ直ぐ立たせて、頭の上から覗き込むと、背中の出っ張りがわかりやすいです。

背骨が曲がっていると、全身に歪みが出ますので、このチェックのほかにも、全身のチェック、動きのチェック、顔のチェックもしてくださいね。

★歪みのチェック

側弯症のケア

特発性側弯症で背骨が曲がってしまったら、もう元には戻らない…。
今は若いから体に不調はないみたいだけれど、歳とともにいろんなところが痛くなったりするはず…。

と、将来を悲観してしまいがちですが、治らないからこそ、きちんと側弯症と向き合って、上手に付き合っていくべきです。

当院では側弯症の患者さんも多いですが、それよりも、側弯症ではないけれど腰が痛い、足が痛い、首が痛い、と来院する患者さんのほうが圧倒的に多いのですよ。

背骨は曲がっていなくても、体のバランスが崩れれば体は痛くなるのです。

ですから、側弯症の人だって、体をしっかりとケアしてあげることで、そうでない人となんら変わりなく健康的な生活が送れるのです。

  • 全身をまんべんなく、よく動かすこと。
  • 体のバランスを整えること。
  • 食生活を整えること。(無理なダイエットは禁物です!)

これらを心がけて、できるだけ正しい筋肉を維持するようにしましょう。