無痛で体の歪みをとる整体・姿勢矯正 鈴木薬手院

歪みと症状

足裏アーチ

足裏アーチは、脊柱の生理的湾曲と同じく、直立歩行するための構造であり、人間にしかありません。下に詳しく書きますが、足にかかる衝撃をうまく吸収するためのすごい構造なんです。

このアーチもまた、生まれたての赤ちゃんにはありません。
赤ちゃんの足は、土踏まずがなくて、丸くてふわふわしていますよね。
上手に歩けるようになると、少しずつ土踏まずができてくる(足裏アーチができる)んです。

脊柱の生理的湾曲と足裏アーチは共に、直立歩行ができるようになるのと同時に形成されるわけです。

生理的湾曲と足裏アーチは密接に関係していて、脊柱の生理的湾曲が正しくでき上がれば、足裏アーチも正しいものが作られますが、生理的湾曲が歪んで偏った重心になれば、足裏アーチもそれに合わせて歪んだ形になってしまいます。

どちらか一方が不自然な形になると、必ずもう一方にも支障がでるのです。

姿勢が悪い人は、必ず足裏アーチも崩れていますよ。

 

足裏アーチの3つの役割

足裏アーチには、 3つの役割があります。

1.衝撃を和らげるクッションの役割

人間が立っている時、地面についているのは足の裏だけです。体の全体重、動いたときの全衝撃が足の裏にかかります。

ゆっくり歩いた時は体重の約1.2倍、走った時は約3倍、ジャンプするときは約6倍もの重さが足裏にかかるそうです。

この衝撃を和らげてくれるのが、足裏アーチです。

2.体のバランスをとる役割

ヨガで、裸足になって片足立ち(木のポーズ)をする時、特に初心者の方は、足の裏にものすごい負担がかかっているのを感じると思います。
私も初めてやった時、片足でバランスをとるということがこんなに難しくて、しかもこんなに足の裏を使うのかとびっくりしました。上手にバランスを取るために、足の裏は必死に動いてくれるんですね。

普段でも、足裏は、常に体のバランスをとるために頑張ってくれてるんです。

3.歩いたり走ったりするためのバネの役割

歩くとき、走るとき、足はとても複雑な動きをしています。

(1)踵で着地→(2)体重が踵から前へ移動→(3)足指を使って地面をキック

という流れなのですが、その時の体重移動が大切なんです。

踵から足の外側を移動して小指へ、そして、小指から親指へ移動して、親指の足の付け根で地面を蹴るのが正しい動きです。

親指の足の付け根は、足裏アーチのバネが一番効率よく働くポイントですので、ここをきちんと使っていれば、無駄なく楽に歩いたり、より早く走ったりできるのです。

足裏アーチの構造

3つのアーチ

足裏には、3つのアーチがあります。

偏平足は、内側アーチが崩れ、土踏まずが少なくなった状態です。疲れやすく、むくみや足の冷えなどが起こります。

前方横アーチが崩れると、足が平らな形(開帳足)になり、足裏にタコや魚の目ができやすくなります。外反母趾やハンマートゥ、モートン病などを起こすことがあります。

外側アーチは、一見アーチとはわからないくらいのゆるいカーブですが、これが崩れると、O脚になり、膝痛や股関節痛の原因になります。

この3つのアーチは、セットですので、どれか一つが崩れると他のアーチにも悪影響が出てきます。

 

踵の内反・外反

踵が地面に着地するときに、内側に傾いたり(内反)、外側に傾く(外反)と、足裏アーチが乱れます。外反母趾などの足の疾患や、膝痛、股関節なども、この踵の傾きが大きな原因です。

内反
踵の骨が内側に倒れ、体重が外側にかかります。
外側アーチが乱れ、O脚になります。
小指側に重心がかかるので、内反小趾になることがあります。

外反
踵の骨が外側に傾き、体重が内側にかかります。
内側アーチが乱れるので、偏平足になり、この状態を「外反偏平足」と呼びます。
X脚になり、ひどくなると自分の足同士がぶつかってうまく走れなくなったりします。(子供に多い症状です。)
また、親指の付け根部分に重心がかかるので、外反母趾になることがあります。

 

履きこんだムートンブーツの踵が内側や外側にくにゅっと曲がっている人をよく見かけます。ご 自分のブーツも、ちょっとチェックしてみてくださいね。

 

また、しつこいようですが、足裏アーチが崩れると、脊柱の生理的湾曲にも影響が出てきます。

昔から、健康は足裏から!と言われますが、まさにその通りですね。